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オウム真理教の精神史―ロマン主義・全体主義・原理主義

03 /03 2016
大田俊寛先生の本、2冊目読了。
前回読んだ『現代オカルトの根源』と重複するところがありつつも、よりオウムにページ数を割かれた内容となっている。
ロマン主義・全体主義・原理主義といったキーワードも、宗教学の中で解説されたことで非常によく理解できた。

それにしても麻原に、なんとも象徴的なバックグラウンドがあるのには驚いた。
生まれつき目に障害があり、家庭の貧困もあり、親元を離れて盲学校へ。
ひとつ、家族からの孤独という影を彼に落としている。
全盲の方が多い盲学校で、全盲ではない麻原は歪んだ全能感を獲得。
政治家や医者といったエリートを目指すも、成績振るわず挫折。
さらに、彼の兄も目に障害があり、なんとこれが水俣病の影響なのではないかという説があるらしい。
しかも、公害被害の地域そのものではないため、補償も受けられず、国家との対立構造をそこに宿している。

なんとも恐ろしく象徴的ではないか。
この”ちゃんと理由のある感じ”が、麻原も我々と同じ人間だという気持ちにさせ、自分もちょっとのきっかけでこうなってしまうのではないかと恐怖を感じる。
実際、社会的なエリートが多く、オウムで犯罪に手を染めたというし。




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