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ありあまるごちそう

映画
12 /20 2012

ありあまるごちそう [DVD]ありあまるごちそう [DVD]
(2011/08/27)
ドキュメンタリー映画

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冒頭、大量に廃棄されるパンが映し出され、本作への期待が高まりますが、前半はかったるい展開です。
工業化される農業、漁業の現場。
テンポも遅く、「はぁ、なるほどね」という程度。

しかし中盤に挟まれる論調が、この問題を急に切迫感のある問題として捉えさせてくれる。
それは次のようなものだ。

国連の専門機関である、FAO(国連食糧農業機関)の年次報告によると、昨年は8億4,200万人が栄養失調に苦しみ、さらにその前年は8億2,600万人だったという。
飢餓が増えているということだ。
FAOの報告書によると、今の世界経済なら問題なく120億人を養えるという。
ということは、飢餓は殺人にほかならない。

犯罪を見て見ぬふりをするのは、犯罪に加担しているのと一緒だ。
そんな物言いがあるが、我々は世界の飢餓問題の加害者なのだ。
我々は食を通して、殺人に加担しているのだ。

と、頭をガツンと叩かれたところで、居酒屋の人気メニュー『若鶏の唐揚げ』の若鶏生産現場へ。
さすがに命を扱う現場が工業化されている様は衝撃的だ。
雄:雌=1:10という割合で大量の鶏が飼育されている。
取れた卵はすぐ孵化施設へ運ばれる。
トレーに大量に載せられた卵が無造作に積み上げられる。
次の瞬間映し出されるのは、孵化マシーンから出てきた、大量のヒヨコたち。
そして、肥育業者へ。
若鶏へ育ったとこで、気絶させられ、殺され、食肉へと処理される。

その過程は見事に工業化されており、命を扱っているという感傷は皆無だ。
ただただ、食材ビジネスで利益を出すための巨大な工場だ。

そんなふうにして、我々の胃袋は満たされ、そして、ありあまるごちそうは大量に捨てられる。
下腹部にありあまる脂肪を燃やすため、金を払いジムに行く。
忘年会シーズンまっさかりの日本で、こんな光景が今日も繰り返される。
同じ地球上では、飢餓にあえぐ子どもたちが大量にいるというのに。
なんなんだこれは。

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