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街場のメディア論

11 /12 2012

街場のメディア論 (光文社新書)街場のメディア論 (光文社新書)
(2010/08/17)
内田 樹

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今回も膝を打ちまくりましたね。
街場のメディア論を読了です。

内田先生のよく言う『贈与経済』についても詳しく言及されており、その思いが多少分かったような気がします。
まぁ、それがそのまま資本主義経済にとってかわるかというと、なかなか想像しづらいですが。
しかしまぁ、そんな社会が実現したら、メチャメチャ成熟しているような気もします。
でも生活に超余裕がある、というのが大前提なような気もしたり…、う~ん、分かりませんが。

さて、印象に残った話をいくつか。

メディアが不安をあおるのはなぜか。
この前はどっかの週刊誌が「中国が攻めてくる!」という見出しを掲げたことに驚嘆していらっしゃいましたが、そういったなんの信憑性もないが、ショッキングな見出しを掲げることで、将来について不安になると。
この先どうなるんだと。そういう状態になると、情報への渇望が起きると。この先、俺たちはいったいどうなるんだ?という情報を得たい。そうするとメディアへの要望が高まり、週刊誌は売れると。そういう構造だと。
でも、そこでその週刊誌を買ったとこでたいした情報は載ってないのに、なぜ我々はそれを買い続けてしまうのだろう。
もはや生まれたときからそういう構造に浸かっているから分からなくなっちゃってるんだろうな。
発信する側も受信する側も。
まったく危険なことですな。

社会的公共資本(だったっけ?)について。
空気や水や食べ物にはじまって、道路や家、医療や教育まで。
基本的な人間の生活を送るにあたって、そういった最低限必要な公共物にビジネスマインドを持ち込むべきでないと。
あるとき、厚労省から病院に対して「患者さま」と呼ぶように通達があったと。
そうすると何が起きたか。
入院患者が院内規則を破るようになったという。
ビジネスにおいて客とは、最小のお金で最大のサービスを引き出すものだと。
競争社会においてそうすることが、サービスの向上につながるので、客としては正しい振る舞いだと。
この理路は社会作りにおいて非常に重要ですよね。
うむ、、常に頭に置いておきたいです。

あともうひとつ、電子書籍について。
『電子書籍の、紙媒体に対する最大の弱点は、電子書籍は「書棚を空間的にかたちづくることができない」ということです。その前を歩いたり、こたつで昼寝をしていて、ふと目を覚ますと背表紙と目が合うというようなことが起こらないということです。』
なるほど。

内田先生の本は、全体としてこう感じたというよりは、局所局所ですごく腑に落ちる説明があって、そればかりが頭に残ってしまうということがある、と今回特に思ったり。
というわけで、本書はもう一回読もう。

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