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街場の現代思想

10 /16 2012

街場の現代思想 (文春文庫)街場の現代思想 (文春文庫)
(2008/04/10)
内田 樹

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今年は年間100冊というのを読書目標にしているのですが、遅れ気味です。
冊数にとらわれすぎて、くだらない本を読んでもしょうがないのですが、まぁ、今年ぐらいは何が何でも100冊を達成しようかなと。
そんなわけなので、面白く、そんなに分厚くない本が必要とされるわけです。
ということで、内田樹先生の文庫本「街場の現代思想」をサクッと読了。

内田先生の本は、その倫理的かつ深い知性に感動すら覚えてしまうのですが、今回は、人生相談のような形式をとっているからか、割とクールでドライな肌触りです。
だけど、そういうものなんだなと納得してしまうわけですが。

さて、印象に残った話をいくつか。

私も今、転職したいと思っていますが、「転職すべきかどうか」という相談について、こう述べます。
『知的努力というものは、ワニとアナコンダのどっちがいいかというような不毛な選択において適切な決断を下すためにではなく、「そのような選択にいかにすれば直面しないですむか」に向けて集中されなければならない。』
つまり転職すべきか悩むという時点で、今の勤務先での仕事がうまくいっていないわけで、最低限、まずはその失敗をしっかり反省しないことには、どちらにせようまくいかないと。
ワニとアナコンダ、どっちに食われるのがいいか選んでるような状態やぞと。
ぐぬぬ、胸が痛いです。。

結婚については「デメリットの方が多い」と。
しかし、デメリットが多いことにこそ、メリットがあると。
結婚には、親や親戚、子供というアンコントローラブルで、非常にめんどくさいものが付きまとう。
しかしこのデメリットばかりの結婚を乗り越えることによって、共同体で生活できるという能力の獲得が達成されるのだと。
「俺はそんなめんどくさいのイヤだ。独身でいいから自分の付き合いやすい人だけと気楽にやっていく。」
そう思うなかれ、この「共同体での生活」こそが人間を人間たらしめるものであるのだから、と。

そして、こう警鐘を鳴らす。
『あと数十年後に誰にも弔われずに孤独死する単身者の数は数百万に達するであろう。この「誰にも弔われない死者たち」が21世紀後半の日本社会にどれほどの「祟り」をなすことになるのか。』
内田先生ご自身も、「誰も言わないが」と前置きしておられたが、確かにこんな想像は初めてした。
なんとも恐ろしい光景だろう。。ぐぬぬ。

・・・なんか暗くなってしまいますが、内田先生の本を読むと爽快感があります。
それは内田先生の知性が、東西南北、地底から天空、はたまた時代を超えて、発揮されるからだろうと思います。
知性を身につければ、あらゆる規制や常識、思い込みはやすやすと乗り越えられんじゃないだろうかと。

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