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あんぽん 孫正義伝

06 /14 2012

あんぽん 孫正義伝あんぽん 孫正義伝
(2012/01/10)
佐野 眞一

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ノンフィクション作家、佐野眞一氏による孫正義伝「あんぽん」を読了。
「あんぽん」とは、孫家が名乗っていた日本名「安本」に由来する。
日本による朝鮮占領時における創氏改名によって、「安本」と名乗ったが、それを周囲は、在日だと差別し「あんぽん」と揶揄した。
そんな在日韓国人の過酷な出生から始まる人物伝は、スティーブ・ジョブズのそれよりも100倍生々しく、深く、面白い。

孫正義本人にとどまらず、両親や祖父母、果ては韓国の一族にまで取材を敢行し、その圧倒的な取材力により、今までどこにも語られていなかった孫一族の光と闇が明らかにされる。

日本へ密航し、佐賀の朝鮮部落で暮らし、養豚と密造酒で生計を立て、いずれ金貸しやパチンコ業で財を成す孫正義の父、安本三憲。
川が氾濫した日には豚の糞とともに水没することもあったという底辺の暮らしから、教育熱心な親に支えられ福岡の進学校に進む。
その才覚は中学の頃から散見され、父親と対等にビジネスを論じたり、学費のために、塾を経営しようとしたり、驚きのエピソードが紹介される。

朝鮮部落での暮らしと、その後の裕福な暮らし。
ヤクザな商売と、まっとうな理念。
このふり幅の広さが、孫正義という稀代の経営者を生んだということを垣間見せてくれる。

成功した人物伝として、今後の人生に参考になるかというとまったくそんなことはない。
とても真似できるものではないし、しようもない。
その内容にただただ圧倒されてしまう本であった。
佐野眞一氏の著作を引き続き読みたいと思う。

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