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こんな日本でよかったね─構造主義的日本論

01 /09 2012

こんな日本でよかったね─構造主義的日本論 (木星叢書)こんな日本でよかったね─構造主義的日本論 (木星叢書)
(2008/07/12)
内田 樹

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前回に引き続き、会社にあった内田樹先生の著書です。
氏のブログの記事を編集者がピックアップして、まとめたものです。

そんなわけで、話題は教育・家族・日本論…等々と多岐にわたっています。
一冊読みとおした正直な印象は、まとまりなく、「この人の考え方って一貫性あるんかな…」などと思ってしまいました。
いや、というか、いろいろあって、私の頭の中が交通整理されてないまま、この記事を書きだしている、という感じ。
著者自身も本書の中で、インタビュアーにより、時期により、言うことは違うと認めている。
だがしかし、その態度がいい具合に力抜けてて、優しくて、現実的で、これからの日本に必要な考え方なのかなという感じです。

それでは、感銘を受けたとこをちょいと抜粋して紹介しましょう。

人生における職業やコミュニティにおけるミスマッチについて。

「自分のオリジナルにしてユニークな適性」や「その適性にジャストフィットした仕事」の探求に時間とエネルギーをすり減らす暇があったら、「どんな仕事でも楽しくこなせて、どんな相手でも楽しく暮らせる」汎用性の高い能力の開発に資源を投入する方がはるかに有益である。


なるほどね、ほんとその通りだわ。
特にコミュニティとか近所づきあいとかに関しては、激しく同意。
この考え方してたほうが絶対幸せになれると思う。

面白かったのは、就職情報産業は「適職」という概念を発明したことで成功したビジネスモデルだと言っちゃってるところ。
若者たちが適職に遭遇することよりも、いくら転職しても適職に遭遇できないことから利益をあげるビジネスモデルだと。
ハハハ、なるほどね。目からウロコ。

さて次。仕事論的なハナシ。

だから、完全な成果主義社会では、システム崩壊を未然に防ぐ「匿名で行われ、報酬の期待できない行為」には誰も興味を示さない。私たちの社会システムはそんなふうにして次第に危険水域に近づいている。


そうそう、まさに私たちの身の回りで起こっていることです。
というわけで、

(レヴィナス)老師が教えているのは、世界に少しでも良いことを積み増したいと思うなら、「ほうっておいても、どんどん世界をよくする非人称的なシステム」について考えるよりも、とりあえず自分の足元のゴミを拾いなさい、ということである。


こういうことが大事なわけです。
倫理的で、大局的で、軽やかで、DIY的で、優しい考え方。

こんな複雑で、高度に進化してしまった世界。
膿を一気に出して、一気にすばらしい世界を築くなんていう「革命」はできないし、うまく機能している部分もあるんだから、そこを評価もせずに切り捨ててしまうのはもったいないと。
出来るところから少しずつ。
それでいいんだなと思いました。
でも確実に前進していきましょう。

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