桐島、部活やめるってよ

映画
09 /19 2012


インパクトのあるタイトルとともに突如、映画界に登場した「桐島、部活やめるってよ」を見てきました。
やたらと評判もいいしね。

いやぁ、非常に面白かったですね。
単純に笑えた、声を出して笑えました。

金曜の朝からの出来事をいろんな視点で見せるのですが、なかなか桐島がやめないので(笑)、ヤキモキしつつも、見せ方がうまいので退屈しません。
この、学校描写、学生の人間関係、ヒエラルキー感の描写が非常にうまい!
リアリティを感じるし、痛いし、笑えるし。

まぁ個人的には、こういうイケてる組とイケてない組の物語って、実はどっちにも感情移入できないことが多いです。
ヤング≒アダルトしかり、自分の主観としてはどっちにも属しきれていないっていうか。
イケてる組でないのは間違いないですが、かといってイケてない組でもないし、、それを認めたくない自分がいるだけかっていう、、よく分かりませんけども。
なので、ラストにはそれほどカタルシスを感じていないのですが、うん、でもいい物語ですよね。
好きです。

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どんどん沈む日本をそれでも愛せますか?

08 /30 2012

どんどん沈む日本をそれでも愛せますか?どんどん沈む日本をそれでも愛せますか?
(2012/06)
内田 樹、高橋 源一郎 他

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内田樹さんと高橋源一郎さんの対談本。
3.11の東日本大震災前後の期間にわたる対談が収録されてます。
こういう知性と倫理あふれる大人になりたいもんです。
特に印象に残った話をいくつか。

中国・韓国との領土問題について。
ホットな話題ですね。
この問題に関しては、「そんなに欲しけりゃやるよ」って言えるぐらい、平和的かつ余裕な日本だったらかっこいいよね、っていう甘い考えを持ってたりします。
ここ取られたからって、経済や国防的に致命的なわけじゃないよね?
日本のニュースでも「歴史的に日本の領土だ」と主張してましたが、そんなもん、あっちはあっちで言い分があるわけだから、いっこうに解決に向かわない主張でしかありません。

というふうに、真っ向から領土問題として捉えてたんだけども、実は違う視点があるのだと。
領土問題で騒ぐのは、自国の政治の不手際から目をそらす為であると。
なるほど、たまに思い出したように高まる反日感情には必ずこういう側面があるのかもしれない。
であれば、テキトーに付き合って、騒ぎ合うことが大事なんですねw

そんなことより、原発事故による放射能汚染で自国の領土が奪われたわけなんだから、そっちのほうが一大事であると。
バカみたいに、相手に付き合って、上陸してる場合じゃないぞと。
国土の保全を第一に考えて、旗振りできる政治家がいない。
国の統治に関することなんて、ステークホルダーが多すぎて、みんなの意見は聞いてられないんだから、こういう事態には経済のことはとりあえず置いといて、 国土の保全を最重要視せよと。
自民がダメで、民主にしたけど、やっぱりダメで。
もう、次は大政奉還しかないぞとw

あと、脱原発はアメリカの意向という論もおもしろかったです。
原発技術では、日本が優れていて、アメリカは太刀打ちできないと。
でも、廃炉や代替エネルギー、そして移行期の火力、つまり石油のビジネスは、アメリカに一日の長があるわけなので、菅直人が打ち出した脱原発路線は、実はアメリカの意向であると。
なるほど、裏には必ず、利害関係に因果関係があるわけですね。
しかし、最近はどうも原発再稼動の流れです。
民衆のデモがすごいことになってるので、このまま原発路線に進むとも思いませんが、どうなるか見ものです。

9条どうでしょう

06 /20 2012

9条どうでしょう9条どうでしょう
(2006/03)
内田 樹、平川 克美 他

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何とも豪華な執筆陣に惹かれて読了。
思えば、個別に出会って、個別に好きになっていった人たちが、こういうカタチでつながってるとは嬉しいですね。
(平川さんの本は読んだことないのだけど。今度読みます。)

9条について、まともに考えたことなんかない。
テレビから流れる断片的な情報をもとに、私に中にある態度は次のような感じだ。

占領国から押し付けられた憲法なら一度見直してもいんんじゃね?
結果、変わらなかったとしても、考えること自体はいいことだと思うし。
でも、軍隊持つっつっても、実際、この時代にどっか攻めてくるの?
攻めてくる想定で考えると、もっと軍拡しなきゃいけないんだろうし、徴兵もされちゃうんじゃねぇの?
それはいやだな!戦争反対!武器すら放棄することが理想だ!
って、こんな国防論じゃやっぱ甘いの?
でもさぁ、もう戦争なんかしたくないし、させたくないじゃん!
世界共通のコンセンサスとして、武器放棄を理想と掲げて、そこに近づいていけるよう努力しようよ!

という、我ながら甘~い理想論に帰結してしまう。
自分で「甘い」なんていうのは、きっと論破されるから予防線を張っておきたいという卑怯な態度なんだけど。
だがしかし、本書を読んで、この考えもそれほど間違ってないんじゃないかと思えるようになった。

まず、憲法というものが、我々が目指す理想をあらわすもので、ちょっと時代や状況が変わったぐらいでコロコロ変えていいものではないということ。
だって理想なんだから、そんな変わるはずもないよね。
そしてその理想のもと、日本は戦後60年、戦争において被害者にも加害者にもならず、平和的に経済発展を成し遂げてきた実績があるのだから、なにを急いで変える必要があろうかと。

その理想が押し付けられたものだから、納得いかないという気持ちも分かる。
だけどそんな議論は、「平和を希求し、戦力を放棄する」という美しすぎる理想の前には、どうでもいい議論に思えてしまうのだ。

戦勝国と敗戦国とが、ともに理想をつぎ込んだ日本国憲法。
こう考えると、ぜひこの憲法を守り、しっかりと運用し続けることこそが大事だと思った。

■追記■
一読してみて、それぞれ筆者がそれぞれの論を呼んでどう思うのかというのを聞いてみたいなと思っていたら、こんな記事を発見したので、メモ。
『九条どうでしょう』プレミアム試写会~内田樹の研究室

私もこういう知性を身につけたいものだ。
本書にも出てくるが、護憲派に対し、こういう反論をする人がいると。
「では、お前は家族が目の前で殺されても、武器も取らず、戦わないのか!」と。
憲法の話をしているのに、急にレベル感の違う話で論破しようとする。
世の中にはこういう方法で相手を打ち負かそうとする話法があふれているが、これに負けない知性を身につけたい、心底そう思った。

人口経済学

01 /19 2012

人口経済学 (日経文庫)人口経済学 (日経文庫)
(2007/11)
加藤 久和

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不動産投資をするとき、どこにどういうターゲットの物件を買うのかというのはまず最初に考える事であり、非常に大事なポイントです。
不動産を投資対象として評価する際に、積算評価や収益評価というものがありますが、これは入居者がいてこそ成り立つ計算であります。
しかし、特に戸建の場合は、その入居者がそもそもいなければ、お話にならないのです。
0か1か世界。

そこで、想定される入居者にマッチした物件を買う、逆に言うと、その物件にマッチしたターゲットはどういう層なのか、ということをしっかり見極めねばなりません。

そして、不動産は長期投資。
今後20年も30年も、そういうターゲット層がそこにいつづけてくれるのか。
町自体が過疎化することはないのか。
ターゲット層が変わってしまうことはないのか(例えば、大きい学校が移転して、ファミリー層の需要がなくなるとか。)
そういったことを長期的な視点で見ていく必要があるのです。

というわけで、人口動態の学習として、こういった本を読んでみました。
結論から言うと、学術的すぎて、私の狙いとはズレてる本でした。。
ただ、これはこれで、これからの日本をイメージさせてくれる良書でした。

まず、日本は今後とんでもないことになるというのが正直な感想。
高齢化社会、年金制度破たんとはよく聞く話題ですが、本当にまずいなと。

とある試算によると、2055年には5人に2人は65歳以上になるという。
明かなる労働力の低下。
ともなう経済の低迷。
伸び悩む出生率。
そりゃそうだ、こんな先行き不安な世の中で、おいそれと出産できようか。
出生率が伸びない=未来の労働人口が減るなら、一人一人の生産量でカバーできるか?
いや、それも期待できない。
日本経済は下り坂。
教育現場も、ゆとりがダメなら、詰め込みに戻すだの、場当たり的な対策ばかり。
問題ばかりが山積みだが、頼りない政治家は、政権争いに夢中。
メディア・国民の揚げ足取りもひどいもんだ。

今の日本のあらゆる制度は、経済は成長していくもの、というのが前提となっている。
そんなわけで、これからの日本は今までだれも経験のしたことのないフェーズに入る。
経済成長を前提とした制度が、ことごとくうまく回らなくなる。
抜本的な改革が必要なんだ。
(もちろん、うまく回ってる部分は大事に使い続けてあげてください。)

どん詰まりの日本。
今後起こるのは何だろう。
外国人労働者の受け入れ。
年金給付額の引き下げ、給付時期の引き上げ。
効果的な改革が期待できない政治家は、現行の社会保障制度の維持のため、国民負担ばかり増やしてくるだろう。
消費税が上がるのはもう目の前だし。

あぁ、ひどい現状だ。
本当にぼけっ~としてる暇はない。

対策として面白いと思ったのは2点。
1.年金の賦課方式から積み立て方式への転換。
現行の賦課方式とは、現在受給している年金を、現在の労働者層が支払うという方式。
世代間の資産の分配。
これは人口の減少、構造の変化によりうまく回らなくなる。
そこで積立方式。そもそもこっちの方が自然だよな。
自分がおさめた年金を、65歳になって受け取ることができる。
この改革は、世界でも実行している国がいくつもあり、なかなかそう簡単ではないようだが、理にかなっていると思う。

2.医療費の積立保険導入
高齢化社会になると、医療費の増大というのか大きな問題となってくる。
そこで積立保険。
自分で積み立てておいた保険料を、老後の医療に使えるというもの。
これの何がいいかというと、医者にかからずに済むよう、若いころから意識できるということだ。
医者にかからなければ、納めていた保険料はそのまま返してもらえばいい。
国民の健康志向が高まると、今みたいに外食産業は、甘い蜜ばかりにおわせて、おいしくて体に悪いものを提供してばかりはいられなくなる。
今、ダイエットしてるが、ダイエット中の外食って本当に選択肢が少ないんだよ!


不動産とはまったく関係なくなってしまったが、長くなったので、この辺で。
我々の手で問題を一つ一つ解決していきましょう。

take

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