電力と国家

02 /08 2014

電力と国家 (集英社新書)電力と国家 (集英社新書)
(2011/10/14)
佐高 信

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「社会の仕組みを知る」シリーズと称して、こういう本を読む。
「電力の鬼」と言われ、日本の電力産業を牽引してきた松永安左エ門。
戦前の民間電力会社が切磋琢磨する時代から、国家管理となり戦争へと突入して行った時代。そして、敗戦後の電力再編時代を描き、さらには現在の原発問題へと繋げる。

安永は、「官僚はクソ」といった福沢諭吉の教え子で、その反骨精神で、電力を民間の手にと、活躍した人物。
周りにどんなに反対されようと、四面楚歌であろうと、自分の正しいと思った道を突き進む。そして、それを結実させる剛腕。
その反骨のイメージは、スティーブ・ジョブズを思い出させ、非常にかっこよく映る。
しかし、なぜこんなに自分が正しいと思えるのだろうか。
こんなに突き進める強さは羨ましい。
正しいかどうかは別として。
そして、松永とその師匠・福沢諭吉はなぜそれほどまでに官僚を嫌ったのだろう。
次は福沢諭吉の本を読んでみよう。

松永は民営を主張しつづけ、それを成し遂げた。
だがしかし、戦後の高度経済成長の波と共に原発の導入が避けられない状況となった。
そして国の影響力が徐々に入り出した。
福島第一原発の事故対応は、酷いもので、その原発を使い続けることはおろか、海外にまで輸出しようとする日本。
この事態は、真の民営が続けられていたならば、避けられたのだろうか。
それは分からないが、真の公益というものが忘れ去られているのは確かである。

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