思考都市 坂口恭平 Drawings 1999-2012

12 /21 2013

思考都市 坂口恭平 Drawings 1999-2012思考都市 坂口恭平 Drawings 1999-2012
(2013/03/06)
坂口 恭平

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躁鬱日記の話題の坂口恭平のドローイング集。
表紙にもなっているDig-Italシリーズは、無数の線で都市空間を形作っている。
大胆な構図の中に細かく、微細な、無数の・・・と、似通った表現をつい多用してしまいたくなる、そんな絵。
ちょっとまともじゃないと思った。
まねできないと思った。

かと思えば、路上生活者をフィールドワークとして描いたスケッチは、なんとも愛嬌のある絵。
我々が見ている世界とは違う“レイヤー”を見つけた興奮も見え隠れ。

そして、びっくりするほどへたくそな絵も。
ヘタウマとかじゃない、へたくそな絵。
とても同一人物とは思えない。
都市型狩猟採集生活や、新政府総理として注目を浴びる前の彼の苦悩が表れているようだった。

空間が描かれた小説を絵にしたという、立体読書シリーズは圧巻。
小説がもとにはなっているのだろうが、フィリップ・K・ディックを見たとき同様、「これが一人の人間の頭から生まれてきたのか!?」という驚き。

というふうに、いろんな作風、いろんなシリーズ、いろんな思考が垣間みれる一冊。
今の坂口恭平を見ていると、圧倒的なインプットとアウトプットと、そしてその間に思考があったのだろうと思うが、それがこの一冊に表れていた。
俺も、もっともっと読んで、書いて、作って、しゃべって、鳴らして。
いろいろやっていこうと思った。

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