特別授業 “死"について話そう

01 /12 2014

特別授業 “死特別授業 “死"について話そう (14歳の世渡り術)
(2013/09/18)
和合 亮一、佐々 涼子 他

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“生”を燃やしているものは、“死”に近づいた経験を持つ。
そう思ってたりする。
病気で死の淵を見たもの、愛する人の死を早くに経験したもの。
そういった経験から、人生はいつ終わるか分からないと認識し、自分の人生を思いっきり生きることができる。
成功者の本を読んでいると、そういうエピソードをよく見るような気がする。

そんな訳で、こんな本を読んでみた。
園子温監督も寄稿しているし。
ある論点について多数の著者が書いている本は、なんかいまいちの印象だったが、今回は良かった。概ね良かった。

探検家の角幡唯介さんは、「冒険により生が躍動するのは、単純に死が身近に感じられるからにすぎない」と語る。
ムツゴロウさんのフィジカルな死への言及は力強い。
園子温監督の「今を生きる」言葉はさすがの説得力。
伊沢正名さんの「死を受け入れ、死を覚悟するということは、生きる時間が限られるということだ。時間がなければ、どうでもいいつまらない欲に走らず、本当に大切なことを最優先し、悔いの残らない生き方が見えてくるだろう。これこそ私が、ウンコと野糞から学んだ生き方と死に方なのだ。」という言葉には大事な真理が見える。
湯山玲子さんはまさに、「今を生きる」を見せつけてくれた。

さて、俺も今を生きるよ。

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人間臨終図巻1

07 /08 2013

人間臨終図巻1<新装版> (徳間文庫)人間臨終図巻1<新装版> (徳間文庫)
(2011/11/02)
山田 風太郎

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死にかけた経験がある人は、そこから思い切った自分の人生を歩めるようになる、といった事例をよく目にするような気がする。
そんなわけで、飲み会の席で「死にかけてぇ!」なんてのたまっちゃう私だが、なんかのきっかけでこんな本の存在を知ったので読んでみた。

天皇から犯罪者まで、作家から侍まで、あらゆる時代のあらゆる人物の死に様が、死んだ年齢順に羅列されている。
一人一人の内容は簡潔で、その人の生き様まで充分に説明はされておらず、まったく知らない人物だと、思いを馳せることもできない。
山田風太郎という作家のファンというわけでもないので、途中からは流し読みモードに。
今の自分には、あれこれ手広く読むより、一人の尊敬できる人物を深く知りたいというモードなので。

さて、そんなわけで、偉人の死に様から、あわよくば死を疑似体験し、生への貪欲さを呼び起こそうという狙いは果たせなかった。

しかしまぁ、死というものは、どんなに美しい詩を残そうが、革命を果たそうが、社会に貢献しようが、万人に等しく訪れる。
時代もあろうが、特に病死していく偉人の描写は強烈だった。
生き様には関係ない。
死は突然やってくるんだ。
それを肝に銘じて、生を燃やしたい。

愛、アムール

映画
05 /12 2013


ミヒャエル・ハネケ監督による、人生の終わり方のひとつを見せてくれるフランス映画。
俺はちょっと冷めてるのか、まぁ、晩年は自分で命を絶つのもひとつの選択肢なんじゃないかと思っている。
もちろん、最後まで健康で楽しく生きられたらいいけど。

そんなわけでこの映画の結末よりもプロセスに悲しさを感じた。
特に娘ね。
外からやってきて、両親に寄り添うことなく、事情を理解しようとすることもなく、自分の行動をよかれと思って、ヒステリックに行動する。
「真剣に話し合わなきゃダメよ」と言う娘に対するじいさんの一言は痛快だった。
何のアイディアもないのに、なんの建設的でもない意見を押しつけ、自分は思考停止している。
そんなことってよくあるよね。
気をつけよう。

そして、自分のことはいいが、親がこういう状態になったらどうするか。。
いろいろ考えさせてくれる意義深い映画だった。

take

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