湯を沸かすほどの熱い愛

映画
11 /10 2016


宮沢りえ主演の『紙の月』は、評判は良かったが、個人的にはいまいちだった。
それは、綺麗すぎる宮沢りえの存在感にあった。
「こんな綺麗な人が、こんな人生おくらねぇよw」と思ってしまうほどの美しさが宮沢りえにはある。

そんなわけで、銭湯の女将という本作の役柄にも当然感情移入できないだろうと思っていたが、妙にきになるし、実際評判も良さそうなので見に行ってきた。
いやぁ、泣いた。
素晴らしかったです。

※以下、ネタバレあり。
双葉(宮沢りえ)を中心とした家族の物語だが、実は双葉は誰とも血が繋がっていなかったという衝撃。
なのに、誰よりも熱いと、劇中何度も口にする「逃げちゃダメ」精神で、強く繋がっていく家族とその他大勢。
みんなで食卓を囲むシーンは最高でした。
死ぬ目前の宮沢りえの顔は、そこらへんの難病もの映画にありがちな生ぬるい表情ではなく、死にゆくとはこういうことなのだということを体現していて、壮絶。
オダギリジョーの最後の行動は、情けなくも号泣を免れない。
大オチも見事。

いろんなことから逃げ回っている俺の人生ですが、この映画、しっかり胸に刻もうと思いました。


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紀子の食卓

映画
11 /23 2013

紀子の食卓 プレミアム・エディション [DVD]紀子の食卓 プレミアム・エディション [DVD]
(2007/02/23)
吹石一恵、つぐみ 他

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最近、園子温監督の面白さに改めてとりつかれている。
ニッポンダンディでは、映画の知識はもちろん、その視点に感心。
『地獄でなぜ悪い』は最高だったし。
今、読んでる著書『けもの道を笑って歩け』も最高。

で、昔の作品も見ておこうと『紀子の食卓』を鑑賞。
よく分からんかった。。
家出する動機の描写が俺にとっては弱く、理解できなかった。
というか、思春期にありがちな些細な問題を抱えてはいるが、それなりによい家庭に思えた。
なのに、家出してエクストリームな展開へ落ちていくのが、どうしても乗れない部分であった。
まぁ、平凡な田舎の家庭に育った俺と、園子温の決定的な違いが表出しているのだろう。

でも、「自分と自分の関係性」という表現はグサッと胸に突き刺さった。
誰のための自分なんだよと。
我慢してぐちゃぐちゃになる前に、自分からぶっ壊しに行けよ。

take

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