MILES AHEAD/マイルス・デイヴィス 空白の5年間

映画
01 /19 2017

今年は、TBSラジオ『ウィークエンドシャッフル』で宇多丸師匠に論評された映画は全部見ようかなと思います。
ですが、この『MILES AHEAD』を見て、早速くじけそうですw
いやぁ、訳のわからねぇ映画でした。
ドン・チードルがまったくマイルスに似てないのは置いておくとしても、この史実でもなんでもない話を、厨二マインド全開で見せつけられると、「俺は何を見させられているんだ!?」という気持ちになります。
全編がドン・チードルによる「俺の好きなマイルス(を演じている俺)、超クールだろ?」という映画になっております。
宇多丸師匠がラジオで言ってた「俺、チードル。つまり俺、マイルス」と言ってたのがよく分かるw
最後のライブシーンに、ゲイリークラークJrや、スポルディング・エスペランザが出てるというので期待してたのですが、それもあまりカタルシスを感じなかったし。

しかし、「見て損した」などと言うつもりはなく、それなりに楽しみましたけどね。
「自分の見たいものばかり見ててもしょうがない、事故的にいろんな映画に出会ってみることも大事だ」と思っている昨今です。


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スティーブ・ジョブズ

映画
02 /20 2016


スティーブ・ジョブズの死後、三作目になる伝記映画。

漫画原作の映画とかでもそうだけど、いかに本人や原作に近づけるかということを気にしすぎている作品が多い。
その点、マイケル・ファスベンダー主演の本作は、まったく似てないし、Macintosh発表時時代は、だいぶ老けてみえる。
しかし、そんなことはまったく気にならない名演を見せてくれる。

3回にわたる発表会の舞台裏に、ジョブズの人生を盛り込んで見せるという構成上、だいぶ脚色していることが予想されるが、全方位的に繰り広げられる口論劇は見ものだ。
特に、スティーブ・ウォズニアックとのやりとりは、妙に悲しかった。
しかし、単なる技術者では到達できない、視野と美学がアップルをあそこまでの企業にしたのだろう。

ラブ&マーシー 終わらないメロディー

映画
01 /23 2016


ビーチボーイズ、ブライアン・ウィルソンの伝記映画。
あの偉大な音楽家がこんな壮絶な人生を送っていたとは。
知らない俺には衝撃の事実でした。

それにしても、ポール・ジアマッティ怖い。
この前見た『ストレイト・アウタ・コンプトン』でも似たような役回りだったし、もうトラウマ級だわ。
今後、この人がスクリーンに出てきても、いい人とは思えないかもw

しかし、ちゃんとカムバックできて良かったね。

猫楠―南方熊楠の生涯

01 /20 2016
水木先生の著作を見てたら、南方熊楠があったので読む。

南方熊楠。
なんとなく、自分の中で重要人物リストに上がっていたが、いままで接していなかった。
破天荒な学者ものの本は、何冊か読んだが、日本にもとんでもない人物がいた!という感じ。
本当にとんでもないエピソードが満載。
ほかの書籍も読んでみようと思う。



ジェームス・ブラウン 最高の魂(ソウル)を持つ男

映画
06 /29 2015


ジェームス・ブラウンの半生を描いた映画。
ライブシーンとか最高だったけど、あまり見せ方のスマートな映画じゃないという印象だったな。
ベタというか、あざといというか。
主役の人は好演してたけど、やっぱ本物のJBの顔力にはとうてい及ばないしね。
あと、JB勉強しはじめの自分にとっては、ブーツィーの件とか、もうちょっと丁寧に描いてくれないかなという感じ。
音楽には文句なしにあがった。

困ってるひと

10 /04 2013

困ってるひと困ってるひと
(2011/06/16)
大野 更紗

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いやぁ、まいった。
軽妙な語り口ではあるが、どこまでも落ちていく絶望の谷に、読むのがしんどくなった。

難病がもたらす絶望。
これでもか、これでもかというほどに苦痛が続く。
そろそろここが谷底か?と思うが、そんな期待をあっさり裏切り、さらなる絶望が何度も訪れる。
肉体的な絶望のみならず、難病がもたらす人間関係における絶望。
ここはきつかった。
絶望ってこういうことなんだと学ばせてもらった。

よりよき人間であるために、常に人の立場に立って考えるということは大事だ。
想像力を発揮して、とは思うが、想像力には限界がある。
限界があると思っていた方がよい。
人間ひとりの能力なんてちっぽけなもんだと思ってた方がよい、こんな場合には。

とりあえず、ハッピーエンドのようなことになってよかった。
まぁ、いろいろ大変なことがある、ありまくるんだろうけど。

よりよき人間になりたい。

人間臨終図巻1

07 /08 2013

人間臨終図巻1<新装版> (徳間文庫)人間臨終図巻1<新装版> (徳間文庫)
(2011/11/02)
山田 風太郎

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死にかけた経験がある人は、そこから思い切った自分の人生を歩めるようになる、といった事例をよく目にするような気がする。
そんなわけで、飲み会の席で「死にかけてぇ!」なんてのたまっちゃう私だが、なんかのきっかけでこんな本の存在を知ったので読んでみた。

天皇から犯罪者まで、作家から侍まで、あらゆる時代のあらゆる人物の死に様が、死んだ年齢順に羅列されている。
一人一人の内容は簡潔で、その人の生き様まで充分に説明はされておらず、まったく知らない人物だと、思いを馳せることもできない。
山田風太郎という作家のファンというわけでもないので、途中からは流し読みモードに。
今の自分には、あれこれ手広く読むより、一人の尊敬できる人物を深く知りたいというモードなので。

さて、そんなわけで、偉人の死に様から、あわよくば死を疑似体験し、生への貪欲さを呼び起こそうという狙いは果たせなかった。

しかしまぁ、死というものは、どんなに美しい詩を残そうが、革命を果たそうが、社会に貢献しようが、万人に等しく訪れる。
時代もあろうが、特に病死していく偉人の描写は強烈だった。
生き様には関係ない。
死は突然やってくるんだ。
それを肝に銘じて、生を燃やしたい。

マリス博士の奇想天外な人生

12 /18 2012

マリス博士の奇想天外な人生 (ハヤカワ文庫 NF)マリス博士の奇想天外な人生 (ハヤカワ文庫 NF)
(2004/04/09)
キャリー・マリス

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成毛眞氏がオススメするノーベル賞受賞者もの、第2弾です。
ファイマンさんよりおもしろかったです。
巻頭のマリス博士のおどけた写真を見ると、愛着わくし、いい人生送ってるなぁと思えます。

さて本編では、マリス博士の女好きと、人生を楽しもうとする姿勢などが記されています。
また、この世に大いにはびこる権威主義や、目的や手段が逆転しちゃってる物事への批判も興味深いです。
各種研究機関も、当初は人類の幸福のために研究を進めているのでしょうが、ひとつ研究が認められると、それを維持・拡大するために、本来の目的が忘れられると。
世の中には往々にしてそういうことがあると。

そんなマリス博士の、いい感じの力の抜け具合が印象に残る言葉を引用しておきます。
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人類ができる事といえば、現在こうして生きていられる事を幸運と感じ、地球上で生起している数限りない事象を前にして謙虚たること、そういった思いとともに缶ビールを開けることくらいである。リラックスしようではないか。地球上にいることを良しとしようではないか。
最初は何事にも混乱があるだろう。でも、それゆえに何度も何度も学びなおす契機が訪れるのであり、自分にぴったりとした生き方を見つけられるようにもなるのである。
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ご冗談でしょう、ファインマンさん〈上〉

11 /27 2012

ご冗談でしょう、ファインマンさん〈上〉 (岩波現代文庫)ご冗談でしょう、ファインマンさん〈上〉 (岩波現代文庫)
(2000/01/14)
リチャード P. ファインマン

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元マイクロソフト日本支社社長の『大人げない大人になれ!』で激推しされていた『ご冗談でしょう、ファイマンさん』を読了。
ファイマンさんとは、1965年にノーベル物理学賞を授賞した天才物理学者、リチャード.P.ファインマンのことです。
しかし、その権威ある響きとは裏腹に、権威に屈せず、子供のような探究心といたずら心でユーモラスな人生を送ったそうです。
その人生が本人の手によりつづられており、amazonレビューも概ね絶賛です。

そんな前情報をもとに、かなり期待値が上がってしまったせいなのか、私がファイマンや物理学を知らないせいなのか、あまり楽しめなかったです。
評判のわりにあまりに面白くないので、途中、wikipediaでファイマンのエピドードを読んで、それからまた読み進めました。
すると、後半は多少面白くなりましたけども、それでも期待値を大きく下回ったことには変わりないです。

まぁでも、ある時点で物理を楽しめなくなるというエピドードは非常に興味深いものでした。
こんな天才物理学者でも、そんなことがあるのかと。
しかし、環境に恵まれていたファイマンは、自分の楽しみのためだけに物理をしようと決意。
その結果がノーベル賞にもつながったといいます。

私は、『天才』というものを次のように定義していました。
才能があるから天才ではない。自分の能力を最大限発揮できる分野を本能が知っており、その分野で楽しみ、その結果、残した功績が周囲に天才と呼ばせるのだと。

ファイマンのような人でも、人生を楽しむために苦悩し、考えていたという事実は、楽しむことにより貪欲になっていいんだと思わせてくれます。

take

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